eight electrical metric meters

どうもScivanです。

今日は皆さん大好き「スマートメーター」の次世代機能が固まった話です。

次期スマートメーターの標準機能固まる/全世帯導入、30年代早期目指す

2024年度以降に順次導入される次期スマートメーター(次世代電力量計)の標準機能が18日に固まった。取得データの充実で再生可能エネルギー接続を拡大させるほか、引き込み線の断線などによる停電の早期把握などにつなげる。電力分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に向けた重要な要素として位置付け、2030年代早期に原則全ての世帯・事業所への導入を目指す。今後、一般送配電事業者が導入計画を策定する。経済産業省・資源エネルギー庁の「次世代スマートメーター制度検討会」(座長=森川博之・東京大学大学院教授)で合意した。

https://www.denkishimbun.com/archives/108797

スマートメーターは、需要家の電力量など電力に関するデータを遠隔で測定するIoTデバイスです。最初のバージョンが2014年にできて、そのあと、各電力会社がおおよそ2023年度末までをめどにすべての需要家に設置することを計画しています。

今回はこの次のバージョンの次世代スマートメーターの仕様が決まったというお話。

具体的には、上記過去のツイートにあるように経済産業省の次世代スマートメーター制度検討会で2020年9月から議論がされてきました。

その議論の結果、今回次世代スマートメーターの標準機能について(中間取りまとめ案)がここに公表されています。

スマートメーターの便益とは

スマートメーターって電気料金の効率的な請求に使うだけでなく、いろいろな便益の可能性がありこの資料では3点紹介されています。

  • 支線・引込線の断線による停電の早期発見・解消
    • 停電を検知した際に即座に警報を送る機能を搭載
  • 再エネの接続可能量拡大・送電ロスの解消
    • 5分毎の有効・無効電力量を数日以内に取得可能とし、地域マイクログリッドや配電電圧のきめ細やかな運用など高度な配電系統の運用につなげる
  • 需給調整市場等の取引単位見直しへの対応
    • 有効電力量を30分毎に送信する仕様からソフトスイッチにより15分毎に切り替え可能な仕様にすることで、需給調整市場の15分粒度の取引単位に対応

次世代スマートメーターの基本機能

現行のスマートメーターは30分ごとに有効電力量が計測取得されていましたが、これが「15分ごとに」切り替えできるようになるということです。また5分値についても計測が行われ、数日以内にAルートを通じて通知されるということです。

なお現行の仕様でも瞬間時値の電力量は「Bルート」だと取得可能です。Aルートというのは、電力会社(送配電事業者)が取得するルートで、Bルートというのは、家の中にHEMS(Home Energy Management System)がある場合に取得できるルートです。多くの皆さんは家の中にHEMSは設置していないので多くのデータはAルート経由で通信され分析されるということになります。そのためAルートに「5分値」が乗ってくるというのは大きな変更点です(ただすべての需要家データを取得するようではないですね)。

大量なデータを大量に送信するという課題があります。費用対効果を考えた結果、「瞬時値」をAルートで取得するという究極の「ビッグデータ」構築までにはいかなかったようですね。将来例えば、リアルタイムでのP2P電力取引を行うのであれば、やはりHEMS等を通じたBルートでやっていく必要がありそうです。

Bルートを使ってリアルタイム電力見える化

なおScivanは、太陽光も蓄電池も持っていませんが「Bルート」に関心があったので「HEMS」を設置しています。HEMSといってもたいそうなものではなく、以下のNature Remo E liteという製品です。電力会社にスマートメーターのBルート申し込みをした上で、この製品をコンセントに指して、アプリで設定するだけで使えます(スマートメーター設置されているか設置することが必要です。まだ設置されていない人は電力会社に問い合わせてみてください)。

Nature Remo E lite

以下のように、現在の電力量と、時系列での1分値の電力量がわかります。1分値だと、電力の使用状況がよくわかりますね。12時くらいに洗濯機を回し始め、16時に食洗器を使った結果です。気軽にリアルタイムで細かい見える化ができるのでお勧めです。電力会社のAルートを使った30分値の使用量見える化サービスがありますが、それだと、リアルタイムではないし粒度が荒いのであまり見ていて楽しくないですしね。

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