
さて、Twitter RT深堀コーナーです。
今回のRTはこちら。
英国では、グリーン産業革命に向けた計画発表がされました。概要は以下。
- グリーン産業を後押しし、気候変動問題に取り組みことを狙った120億ポンド(約1兆6,600億円)規模の計画、最大25万人の雇用を創出・支援
- ただし、うち53億ポンドには洪水:津波対策費など既に発表済の投資も含まれる
- 10項目から成る計画で、2050年までの温室効果ガス排出量実質ゼロの達成に向けて前進
- ガソリン車とディーゼル車の新車販売は2030年から禁止
- ハイブリッド車は、電気のみで航続距離が長いモデルに限り2035年まで販売が認められる
- 電気自動車、水素・風力・原子力への投資、住宅のエネルギー効率を高める投資を支援
10項目の詳細はこの記事から(軽く深堀ということで、原典は確認していませんのでご了承ください)。1ポンドは大体140円くらいです。
- 電気自動車支援
- EV充電設備の普及後押し:13億ポンド
- ZEB等への補助金:5億8,200万ポンド
- EVバッテリーの開発・量産支援:10億ポンド
- 水素分野
- 2030年までに低炭素水素生産容量を5GWに拡大
- 住宅の暖房・調理への水素利用を促進5億ポンド
- 2030年までに低炭素水素生産容量を5GWに拡大
- CCS分野
- 2030年までに国内4か所でCCSクラスターを開発支援:2億ポンド
- 原子力分野
- 新規原子力発電所や小型モジュール炉(SMR)に開発:5億2,500万ポンド
- その他
- 住宅・建物のグリーン化:10億ポンド
- クリーンな海運技術の開発:2,000万ポンド
- 洋上風力発電の設置容量を2030年までに40ギガワットに拡大
なんといってもEV関連が非常に大きい予算が入っていますね。また、住宅のグリーン化は「水素利用」を含めて、かなり推進しているイメージです。
CO2ゼロにむけては将来的に、熱需要をグリーン化する必要があり、都市ガス供給インフラが水素供給インフラに置き換わっていくかもしれません。そして水素は洋上風力の余剰電力から作られ、水素供給インフラを通じて各需要家へ届けられることになるでしょう。
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