
こんにちは!6月ももうそろそろ終わり、暑くなってきましたね。本格的な夏が来そうな感じです。形式上は自粛も終わり、Scivanも仕事柄興味があって、「エジソン・ザ・ゲームズ」という電気の歴史に関する映画を見に行ってきました。
「直流」vs「交流」闘争を描いた映画ですが、結構主役のエジソンが「わるいやつ」って感じで描かれていましたね。Scivanの好きな「二コラ・テスラ」もしっかり出てきました。
さて、今日は約1か月前の記事「日本の「本当の」コロナ死亡者数の推計方法とその推計結果(2020年3月分速報)」の更新です。
この記事では、過去の月別の死亡者数の傾向と新型コロナが始まってからの月別の死亡者数とを比較し、その差をみることで、新型コロナの本当の死亡者数を計算してみるというものです。前回の記事を読んでいただいた上で、今回は、4月の死亡者数統計が出たので、その更新になります。
最新データからみる日本の本当の死亡者数
先日6月26日に、2020年4月の死亡者数統計が開示されました。
国内の2010年から2020年「4月」までの月別の死亡者数をグラフにしてみました。
4月は暖かくなって毎年死亡者数は1~3月よりも減る傾向にあるのですが、2020年4月はそれほど減っていない?ようにも見えます。
そこで、過去5年間(2015年~2019年)と過去10年間(2010年~2019年)の平均と2020年の死亡者数を比較してみました。
2015-2019年の過去5年間の平均と2020年の1月~3月までほぼ一致しています。しかしながら、2020年4月は2015-2019年の過去5年間の平均と大きく乖離が見られます。
過去5年間の4月の平均死亡者数は108,705人ですが、2020年4月の死亡者数は、113,362人で「+4.3%:4,657人」乖離があります。3月は-0.3%、2月は-0.2%でしたので、それと比較すると乖離は大きいですね。
この乖離(4,657人)について、「たまたま」2020年4月はいつもより死亡者数が多かったとみるのか、新型コロナによる影響で増えた死亡者数と見るのかは意見が分かれるところです。(前記事のニューヨーク州のように3倍になったとかなら、さすがに「たまたま」というわけではなさそうですが)。
もし、「たまたま」ではないとするのであれば、4月の新型コロナの死亡者数は「4,657人」ということになります。これは、実際に報告されている日本における4月の新型コロナによる死亡者数「359人」の13倍になります。
個人的には2020年4月の死亡者数は、例年よりもブレが大きいように感じており、5,000人とは言わなくても、そのうちのわりと大部分が新型コロナによる影響ではないかとも思っています。
来月また5月の統計も見ていきます!
5月はさらに暖かくなり、通常ですと4月よりさらに死亡者数は下がる傾向にあります。これがどうなるか?もし逆に増えることがあれば、これは明確に新型コロナウイルスの影響だと言えるかもしれません。2020年5月の死亡者数も引き続きウォッチしていきたいと思います。
来月の同じ時期に5月の日本の「死亡者数」が公表された時点で、また更新しますので、関心ある方は、是非登録宜しくお願いします!
以上、Scivanでした。